道院長の紹介
道院長:森崎健一 大導師 准範士 六段
【職業】
介護福祉士
【経歴】
高校入学と同時に旧米子道院に入門。
大阪伊吹道院、旧米子成実道院を経て2004年に米子祗園道院を設立。
【指導経験】
2003年に一般財団法人少林寺拳法連盟より学生指導員に委嘱され、主に大学少林寺拳法部連盟本部合宿で指導を行う。
SHORINJIKEMPO UNITY武専 山陰地区にて講師、教務。
【役職】
金剛禅総本山少林寺鳥取県教区事務局
金剛禅総本山少林寺鳥取県西部小教区長
鳥取県少林寺拳法連盟鳥取県西部ブロック長
【資格】
一般財団法人少林寺拳法連盟 コーチングマイスター
一般社団法人SHORINJI KEMPO UNITY 少林寺拳法介護技術マイスター
道院長からのメッセージ
入門の動機
中学生の終わりに見た映画「少林寺」(1982年日本公開。中国の嵩山少林寺を舞台にしたアクション映画で、当時爆発的にヒットした)を観て以来「何か武術を習いたい」と思うようになり、縁があって出会ったのが少林寺拳法でした。
始めは単に強さを求めるだけの武道なのかと思っていましたが、それだけでは無く現代社会を生きる為に必要な「教え」がある事に大変興味を持ちました。
もちろん剛柔あわせ持った多彩な技法の魅力もあり、いつの間にか少林寺拳法にすっかり魅了され、永く修行を続けることになりました。
少林寺拳法をやめてた頃に起こった少年犯罪
五段に昇格した後、様々なフラストレーションと燃え尽き症候群の両方により少林寺拳法から離れていた時期がありました。
道場にも行かずに自宅で何もせずに過ごしていた、ちょうどその頃に「キレる17歳」というキーワードに象徴されるような少年犯罪が多数発生しました。
大人たちは少年を恐れるような雰囲気があり、少年法の厳罰化へとの世論が動き出し、実際に厳罰化された改正少年法が施行されることになりました。
※そんな風潮の中で製作、公開されたのが深作欣二監督の遺作となった「バトルロワイアル」なのですが、ここでは紹介までに留めます(笑)
少年たちの声を聞くと
その世の中の流れに「いったい世の中どうなってんだ? 罰則だけ強化しても犯罪防止になんてならねぇだろう。必要なのは教育なんじゃないのか?」と大いに疑問を感じたので、始めたばかりのインターネットで掲示板を解説し、当の17歳の世代の意見を聞いてみたのです。
SNSなど影も形も無かった時代ですが思いのほか沢山の意見を寄せてもらいました。
その中には私の同じ様な疑問を感じている意見もあり、17歳の彼らは彼らなりに真剣に考えていることを知りました。
同時に大人たちに対する不信感を持った意見も多数含まれていたのも事実。
不必要に少年を恐れる大人 VS そんな大人たちに不信感を抱く少年世代
そんな構図が見えてきたのです。
なぜそんなことになったのか?
一生懸命に考えてみると「世代間の交流」が決定的に足りていない、という事に気付いたのです。
道院の設立を決意する
では自分に何ができるのか?
何か出来ることは無いのか?
・様々な世代が集まってひとつの事を継続的に取り組み、その中で交流を深める。
・大人が若い世代から教えてもらうことがあっても良い。
・一生懸命になっている大人の姿を見て若い世代が何かを感じ取ることもあるだろう。
そんな場を作れないものか。
その「何か」を探している時に「はっ!」と気が付いた事
「少林寺拳法の道院にはそれらの全てがある。」
まさに「灯台下暗し」というわけで道院開設を目指して少林寺拳法に復帰したのです。
長く書きましたが、これが僕が道院を開設した動機と目的です。
少林寺拳法にはたくさんのたくさんの宝物があります。
目に見える宝物もありますが、目に見えない宝物もたくさんあります。
出来るだけたくさんの人と、出来るだけ幅広い世代の人と宝物探しをしたいのです。
一緒に宝探しをしませんか?